本校は、国道227号線より、南方へ約7km入った緑豊かな山々と緩やかな丘陵に囲まれた農村地帯に位置し、近くには、日本最後の和式築城で有名な館城跡があります。児童は美しく豊かな自然に囲まれた環境の中で、素直にのびのびと育ち、ふるさとへの誇りと愛着を強くもちながら、日々「自らの学び」に取り組んでいます。令和6年度は、児童27名、教職員13名でスタートしました。

 本校の今年度の重点教育目標は「新たな価値観を見つけ、生み出し、Well-beingの実現に向けて行動する子ども」です。学習指導要領の趣旨(「持続可能な社会の創り手」の育成)を踏まえ、主体的・対話的で深い学びの実現を通して、学力・体力のさらなる向上を目指します。また、館地区ならではの環境や人材を積極的に取り入れ、地域の教育力を生かした教育課程を編成し、ICTを活用した子ども一人ひとりの学習理解度や課題に応じた、丁寧で行き届いた授業の充実を目指しています。

 言うまでもなく、学校の主人公は子どもです。安全安心で豊かな環境の中で、だれ一人取り残すことなく、「学びの保障」を実現していくため、『大好きな居場所』(学校)『学びの主人公』(子ども)、『頼りになる伴走者』(教職員)を目指す姿とし、教育活動の中において「3つの学び(つくり、つなげ、つらぬく)」を意識して日々の学びを積み重ねて参ります。

 小規模校の良さでもある少人数指導を活かし、すべての子供たちの可能性を最大限引き出し、児童と教職員、児童相互が温かい心で触れ合う笑顔に満ちた明るい学校づくりに取り組んで参ります。

 今年度も地域とともに歩む学校として、HPを通して児童の生き生きとした姿を届けたいと思います。

 どうぞよろしくお願いします。

厚沢部町立館小学校 校長 大滝 英樹(おおたき ひでき)